庵主ご挨拶
庵主ご挨拶
八洲庵の当主、田中 宗悟と申します。 寺院の僧侶でもあり、華道の家元を務めております。 華道と茶道は日本の代表的な文化だといわれ、いずれも深いつながりと関連性があり、今日の日本人の精神的側面を支えていると言っても過言ではないかもしれません。この八洲庵は50年前に設立され、今までに700名以上が入門し八洲庵で学び、現在も多くのお弟子さんがお稽古に通ってきております。 従来特別なイベントの折、ご招待したお客様のみに催してきました、「昼食を交えての客作法講習会」や「期間を区切った茶道入門教室」など、好評だった講習会や教室をより充実したコースにまとめて、体験を希望される皆様がご参加しやすいように改めてみました。またこの機会にホームページも一新しましたので、お弟子さんと皆様との接点が、より広く、深くなるように願っております。 私が華道と茶道の手ほどきを親から教わったのは6歳ごろでした。しかし実際に入り口に立てたと思ったのは30を過ぎたころです。広く深くそして継続した修養が必要だと思いますが、同時に多くの生徒さんを長年教えてきたことにより、自分自身の勉強にもなったことは貴重な経験でした。 八洲庵での皆様との出合いを通して、四季折々の露地の風情や花を愛で、一椀の茶を通して互いに学びえれば、これ以上の私の楽しみはありません。 どうぞよろしくお願いいたします。
副庵主ご挨拶
八洲庵にて庵主と共に茶道教授と華道のお稽古を務めさせて頂いております、副家元の田中宗則と申します。長年生徒の皆様と茶道のお稽古に励む中、茶道はお点前だけの習得に終わることなく、禅、書、絵画、花、能、お香、陶芸、漆芸、金工、料理、建築、和装など、日本文化全般に通じる「扇の要」のように感じております。お稽古では、分かりやすく楽しく伝授することを心がけていますが、生徒の皆様との会話を通じ、より日本文化への気づきを得る事も多く、その喜びを皆様と分かち合う事で、充実感と生きがいを感じております。ネットの普及で情報や知識を得るには便利な世の中ですが、茶道は実際に体を使い、五感を総動員して、経験知に繋げていく工夫が求められます。八洲庵の露地は、四季折々の風や雨の音、小鳥のさえずりを茶室に放ち、お茶室ではお菓子や抹茶の香り、炉に映える炭の温もりを楽しみながら、時を刻む贅沢も味わえます。どうぞ一度足をお運び下さい。お待ち申しております。
八洲庵の雰囲気
八洲庵の茶道教室では若い方を中心に、皆さん和気あいあいとお稽古を行っております。
基本のお稽古はもちろん、立礼,茶事,茶箱,七事式,炭点前,灰形,茶花など生徒さんのご要望に応じお稽古します。
日本文化を経験していただくための英語による茶道体験や茶道教室も開催しております。
最近では男性の社中さんも増えて、10名以上の方が熱心に通われています。
今後は男性のみの茶会なども行う予定です。
八洲庵には「生徒待合室」があり、鍵付きロッカー、コートハンガー、教室案内リスト(詳細なお稽古料金表等)など一覧できるよう準備されています。また特に夏など、到着後エアコンでクールダウンした後にお稽古に臨めるので便利です。
茶杓削り体験の様子
講習会や能体験等、様々なイベントも開催しています。
夜咄の茶事の様子
子供茶道教室
小学生〜高校生のお子さんも多数通われています。
親子のふれあいとして、ご一緒に通われてみてはいかがでしょうか?
日本の伝統を学び、どうぞ今後の国際化にも役立てて下さい。